ところが正面入り口から中に入ると何かおかしい、閑散としている。以前はここにカウンターがずらっと並び、郵便物の受付を行っていたはずだ。どこかに移転したのかと思ったら、正面から右側で細々と郵便の事業をしていた。郵便グッズも売っていて、私はここでタイの切手がデザインされた120バーツ(420円)のTシャツを買った。
それではこの建物はどうなったのかというと、TCDC(タイランド・クリエイティブ・デザイン・センター)という、デザインに特化した図書館になっていた。会員制だが、1デイパスが100バーツ(350円)というので、中を見学してみた。デザインに関する書籍やテキスタイルや建材の見本などが並んでおり、デザインを学ぶオシャレな大学生が恵まれた環境で調べ物をしていた。羨ましい。
屋上付近にも上がれる。件のガルーダのレリーフは、間近で見ると花輪が首にかけられており、それが風でゆらゆら揺れていた。